Actier COO なブログ

株式会社アクティアのCOO(くぅ〜)による「くぅ〜!」と思って貰えるような何らかを提供していきたいブログ

DDD Alliance! 現場で役立つシステム設計の原則 Night!を主催した 〜みんなで創ろう勉強会

これは、感謝のものがたりである。
すこし苦言めいたものも含んでしまうかもしれないが、その実態はやはり感謝しかないといった話である。
勉強会を主催していて、改めて気がついた感謝について、まとめておきたい。

僕は、いくつかのコミュニティ*1の主催をやっている。それらについて細かくは、このブログでいつか書いていくだろう。
今回は、少し前に*2開催した「DDD Alliance! 現場で役立つシステム設計の原則 Night!」という勉強会での気付きである。

ddd-alliance.connpass.com 

今回の勉強会の内容

DDD Alliance とは

今回の勉強会は、DDD Alliance というコミュニティが主催している。
DDD Alliance とは、日本でドメイン駆動設計について調べ始めたら必ずたどり着くという有限会社システム設計の増田さんと、株式会社アクティア、そら製作所、井上屋で立ち上げたドメイン駆動設計の実践経験を基にしたワークショップやオンサイトワークショップ、コンサルティングを展開しているコミュニティです。*3

ドメイン駆動設計をシステム開発の現場で活用することにお悩みの方々の一助になればと、日々活動しています。

今回の勉強会

そんな活動の中で、今回はその増田さんが執筆された「現場で役立つシステム設計の原則 〜変更を楽で安全にするオブジェクト指向の実践技法」の刊行記念イベントといった位置付けで、書評 LT と増田さんからの書評や感想・疑問へのアンサーといった形での豪華 2 本立ての勉強会でした。

ザッと、まずはどんな勉強会だったかを振り返ってみましょう。

書評 LT

書評 LT は、この本のレビュアや書評をブログに書いた方 3 名と公募枠 2 名の計 5 人に登壇頂いて、それぞれ熱い想いを語って頂きました。

書評LT その1 オブジェクト指向を学んで図解力&仕事力アップ!

書評LT その1は、株式会社ビープラウド 佐藤 治夫 ( @haru860 ) さんが書籍に関連してオブジェクト指向UML を業務の中でどう活かしていくと良いかといった話をしてくれました。
書評LT その2 『現場で役立つシステム設計の原則』は一般的なSI現場で役立つのか?

書評LT その2は、書籍レビューをされた株式会社デライトテクノロジーズ 綿引 琢磨 ( @bikisuke )さんが、一般的な SI 現場でどれぐらい役立つのか?といった観点で考察&評価した話をしてくれました。
書評LT その3 この本は理想の開発を綴ったものなのだろうか

書評LT その3は、野崎 啓史 ( @irof )さんが、本の感想から始まり本の内容をピックアップ、そもそも理想の開発てなんだろうという所と絡めた話をしてくれました。
書評LT その4 「現場で役立つシステム設計の原則」をウェブサービスの現場で役立てたい

書評LT その4は、公募枠で応募頂いた松本 ( @nunulk )さんが、ウェブサービス開発の現場の中でこの本をどう役立てていけそうかといった話をしてくれました。
書評LT その5 現場で役立つシステム設計の原則への感謝
書評LT その5は、当日の朝(!)公募枠が空いていたからと飛び込み応募頂いた石橋 亮 ( @gelegele )さんが、この本に出会うまでの経緯と開発現場の教科書の様なこの本への感謝といった話をしてくれました。

書評や感想・疑問へのアンサー

LT パートに続いて、増田さんが書評や感想・疑問についてアンサーソング的な感じで話をしてくれました。

そして、その後、Q&A タイムとなり、いくつかの質問に対して増田さんが回答していくといった形式で進みました。

感謝 その1 発表者の皆様ありがとうございます!

まず、こうしてスライドを並べてみても思う所ですが、忙しい中、発表への準備としてスライドを作成頂いたり、練習をされたりと多大な労力がかかっているかと思います。それを引き受けて頂いた発表者の皆様へ感謝です。皆様がいないと、そもそも勉強会が成り立ちません。

 

主催者は勉強できない

今回、書評 LT と増田さんの話すパートがあった訳ですが、僕は主催者として、LT でのタイムキープや、発表者のマシン入替えの補助や場合によっては自分のマシンに資料を入れて貸出したりと非常にバタバタしていました。

今回の勉強会は、本に絡めた形でイベントをやりたいと僕が言い出し、企画してといった流れで開催することになった勉強会で、内容そのものに僕も大変興味があり勉強になるだろうなと思っていました。

が、ふと気がつくと、「あれ?オレ、メモしてる時間とマシンがないぞ!?」という状態で。。。

時計とにらめっこして時間管理したり、マシンを貸出しているとスキマ時間が少しになり、いい発言があったからメモしようと思ってもしている時間がないのです!

そんな中、後から振り返ってみると以下のような感じで、皆さんがまとめてくれていたものを発見しました。僕がメモしたかったことを他の人が発信してくれているというありがたい状態になっていたのです。

Twitterでのまとめ

Twitter で参加者の皆さんがハッシュタグ#dddalliance)をつけて呟いたものを、@fullvirtue さんが togetter でまとめてくれました。
皆さんがこれだけ呟いてくれていると、ライブ感がある状態で勉強会を振り返ることができます。

ブログでのまとめ

vermeer.hatenablog.jp

参加頂いた @_vermeer_ さんは、ブログにまとめてくれていました。
全般の紹介と共に、増田さんが話された内容について @_vermeer_ さんの解釈や思いもまとめられているいい記事です。

 

shacho.beproud.jp

LT で登壇された佐藤 治夫 ( @haru860 ) さんは、話した内容に補足をつけてブログにまとめてくださってます。

感謝 その2 呟いたり、まとめて頂いた皆様ありがとうございます!

まとめて頂いた方たち、Twitterハッシュタグ付けて呟いてくれた皆様も含め、情報発信をしてくれる人達がいるお陰で、忙しい主催者も後から振返りやすいというありがたい状況になっています。
また、情報発信して頂けることで、その勉強会やコミュニティの内容が広がって広報につながりますし、勉強会やコミュニティが盛り上がったことも伝わってくるので、非常にありがたいです。 

みんなに支えられた

発表者、情報発信者だけでなく、勉強会は色々な人に支えられています。

ステキな質問

今回の勉強会では、Q&A タイムがありました。
この Q&A タイムですが、質問が出てくるといいのですが、日本人の気質か中々出てこないといったことが起きたりします。そんなことになってくると主催者サイドはどうしたものかといった展開になるのですが、今回の勉強会では

 といったような感じの呟きが出たりと良質な質問が次々に出たので助かりました。

会場の設置

また、忘れちゃいけないのが裏方さんたちです。
今回は、会場としてグロースエクスパートナーズ株式会社さんの G's LounGe という会場をお借りして開催しました。
そうすると、会場の設営をグロースエクスパートナーズ株式会社さんの社員の方に手伝って頂いたり、諸々、手配を頂いたりと沢山お手伝いいただきました。
勉強会中にもお礼をしましたが、改めてありがとうございました。

さらに、受付や会場の設営、後片付けを DDD Alliance メンバーや弊社社員が手伝ってくれており、彼らにも感謝です。

感謝 その3 質問頂いたり、会場設営にご協力頂いた皆様ありがとうございます!

質問が出ることで場が活性化したり、そもそも会場が無ければ勉強会はできません。
そういった「場」を提供する所に協力頂いた人達がいるからこそ、おかげさまで勉強会が盛り上がっています。

参加率の問題

ここまで、感謝の言葉いっぱいで進んできたが、ここで悲しいお知らせである。
読んで頂いた通り、勉強会は発表者、参加者、運営側といった様々な人に支えられて成り立っています。
主催者サイドとしては、実施するからにはより多くの人に参加頂いて、価値ある場を作っていきたいと考えています。そのようにして会を開催していると、人気がある内容だと補欠者が出るようなこともよくあります。ですが、そういった状況となった場合でも当日に参加キャンセルやそもそもキャンセルすらせずに来ないといった一部ちょっとどうなのかと思われる参加者*4の方が見受けられるのが運営をしている中で見えます。もちろん、当日体調が悪くなったとか、急な仕事の都合でといったこともあるかとは思いますが、それでもコメント付けてキャンセルするぐらいは礼儀なのではないかなと思ってしまう訳です。*5

他に勉強会をやっている方とも情報交換してみると、だいたい晴れの日で 2 割来ない、雨の日だと 3 割〜 4 割ぐらいの人がドタキャンするといった傾向のようです。
そうなると、実施するなら満席に近い状態にしたいと思う主催者サイドも本当に来てくれる人だけに応募して欲しいと思い、あの手この手を駆使してみようとするわけです。
例えば、有料化することでお金を払ってでも来たいという冷やかしレベルの人を除くようにする*6とか、あまりにドタキャンが多い人をグループのブラックリストに入れると警告するとか、「絶対参加する枠」といった枠を作って優遇するとか、会場のキャパよりも多めに募集する*7とか。
ドタキャンが出ることを見越して、たまに補欠の人でも「来ちゃった♪」って感じでくる人もいたりするので、キャパより多めに募集って対策と組み合わさってしまうと、飛行機でのオーバーブッキングの様に強制的に追い出されるみたいな事故も起こっちゃうんじゃないかなとも思ったりします。

僕らに限らず勉強会を主催する側の人も、こんな対策を考えたくて勉強会を開催しようと思った訳ではないので、気持ちよく勉強会を実施できるように、参加者側も一部どうかと思われる参加者にならないようにして頂けると、良質な勉強会が今後も増えていくんじゃないかなと思っています。

これからも、みんなで創っていこう

と、ちょっと愚痴っぽい苦言を書いてしまったのですが、最初にも書いた通り、みんな(発表者、参加者、運営側)に支えられて勉強会は成り立っているので、みんなに感謝です。

この記事をまとめてみて、改めて、それぞれの立場の人に感謝ポイントがあるということを実感しました。
これからも、その感謝を胸に、色々と勉強会を企画していきたいと思います!
でも、僕一人の力はたかがしれているので、皆さんのご協力もお願いいたします。

みんなで創ろう勉強会!

*1:どんなコミュニティをやっているか知りたい方は、お手数ですがリンクから飛んでください。

*2:2017/8/30 に開催。

*3:協賛として、UMLモデリングツール Enterprise Architectでおなじみのスパークスシステムズ ジャパン株式会社にもご協力頂いています。

*4:正確には応募者か

*5:礼儀正しく、きちんとコメント付けてキャンセルしてくださる方も大勢います

*6:ただ、前金制じゃないとあまり意味が無いことを実証済み。。。

*7:僕の主催イベントではやってないですが